BEAM
23/04/2025
【シーナのツラツラインテリア その11】
〜噂の円(まどか)さんへ行ってきた話〜
先日、前橋の弁天通りにオープンした「円(まどか)」さんへ朝食を食べに行ってきました。
午前7時から丁寧に調理された和朝食をいただける貴重なお店で、夜はお惣菜でワインが飲めるというなかなか魅力的なお店。
内装はシンプルで温かみのある和モダンな雰囲気で、朝から「ああ、丁寧にくらしているなぁ、オレ」と自己肯定感がアップするような気持のよい店内なのです。
しかも、窓から見える景色は幼いころから慣れ親しんだ、楽しいことがたくさんある「マチ(=中心商店街)」へ続く通りの一角。
円さんは久しく空き店舗になっていた古い食堂をリノベしたお店で、もともとのお店は子どものころに家族で「マチ」へ出かけた帰りなどに寄った思い出のあるお店。
なので想いが乗っかってより居心地良く感じるのです。
ノスタルジックでもあり、今様のモダンリノベの雰囲気でもある円さん。
インテリア的にも気の利いた工夫があちこちに施された興味深い空間なので、おすすめのお店です。
ぜひ一度お出かけくださいな!
#インテリアデザイン
#リノベーション提案
#特注家具デザイン
#インテリアコーディネート
26/02/2025
【シーナのツラツラインテリア その5】
〜そして塾へ〜
初めての椅子の原寸図に悪戦苦闘したあとほどなく、たまたま遊びに行った五反田の東京デザインセンターでたくさんの椅子が並ぶ展覧会に出くわしました。
バラエティーに富んだ様々なデザインの椅子が並んでいるのを興味深く見ていると、あることに気づきました。
デザイナーはいろんな職業の方で、多くの方は椅子のデザインの素人なのです。
その展覧会のタイトルは「椅子塾展」……椅子の塾!!!
もともと家具の中で一番「椅子」というアイテムが好きだったうえに、椅子をデザインすることの大変さ、さらにそれを図面化することの難しさ、そして椅子というアイテムの奥深さを実感していたその時の僕にとって、よくわからないけどなにやら椅子について学べてこうして形にできる塾というのはウッテツケ以外のなにものでもないと直感。
すぐに椅子塾について調べると、まさにウッテツケ。
迷うことなく入塾することにしました。
人間工学についての座学あり、デザインレッスンあり、塾を主宰する井上先生のアトリエ周辺のインテリアショップの見学散策ありと、塾で学ぶ時間はとても充実したものでした。
特に太ももから背中にかけての体の構造と椅子の設計についての学習は、それまで感覚でしか判断できなかった座り心地の良し悪しを、理屈で理解することができるようになるとても貴重な学びでした。
そして、毎回数点の椅子のデザインを持っていくという課題は、椅子のデザインのレッスンというだけではなく家具のパースを描くよい訓練で基本が鍛えられた取り組みでした。
特に自分の中でブレイクスルーだったのは、デザインを考える中で「またいで座る椅子」というアイデアを思い付いたことでした。
楽しく晩酌ができる自分専用の椅子を考えている時、小さなテーブルと一体になったまたいで座る椅子(さらにキャスターが付いていてそのまま移動できる!!)のデザインが出てきてそれを形にしました。
写真の模型がそれです。
「正面からアプローチして180度回転して尻から座面に腰かける」という当たり前をデザインの過程で覆せたのはとても大きな経験で、「当たり前に留まるな」というのはそれから今に至るまで家具をデザインするときに一番大切にしている考え方なのです。
#インテリアデザイン
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#椅子塾
19/02/2025
【シーナのツラツラインテリア その4】
〜初めて椅子の図面を描く 工場へそして納品編〜
さて、ひたすら手を真っ黒にして、電動消しゴムと字消し板とシャーペンを手に格闘しながら、いったん図面をまとめることができて、設計の先生に見ていただきなさいということになりました。
ビッグサイト近くの事務所から中野の先生の事務所へ椅子の原寸図を持って出かけると、まあたくさんのダメ出しをいただきました。
椅子の脚の曲線が美しくない。
先細りの脚の細くなっていく感じがスムーズではない。
正面図と側面図と上面図の整合性が取れていない。
これではアームがきちんと取付けできない。
そして、今週中に修正したものを見せてほしい……
おそらく僕が家具デザイン初心者で初めてのチャレンジだということを承知で先生はお付き合いくださっていたのだと思います。
だからダメを出すだけではなく、こう思うからここをもう少しこうしてきて欲しい、というように丁寧に考え方も含めて教えてくださったのかなと今にしてみれば思います。
数週間に渡り、何度も何度も修正した図面を手に台場と中野を往復してやっとOKをもらい、飛騨の工場へ図面を送り、いよいよ先生と工場検査をする日が来ました。
僕の描いた図面の上に試作した椅子を置いて図面通りの形になっているかを先生がチェックします。
緊張感あふれる数分間のあと先生が「鉋を持ってきてください」と一言。
試作品の脚の一部を鉋で削り始めました。
ここをもう少し細く、ここのアールをもう少しスムーズに……
こうして何とか製作のゴーがかかり、無事に納品。
その数日後、先生が夕食に誘ってくださり中野の夜でしこたま酒を飲ませていただきました。
この後五反田のとあるビルで開催されていた展示に出会い、僕の椅子熱はますます過熱していくのでした。
ちなみに、そのレストランのウェブサイトを見てみたのですが、今もその椅子は使われているようです。
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