VOICE OF ART
10/05/2025
今日は大ファンの小林秀雄さんの墓参りのために北鎌倉の東慶寺を訪ねました。感性豊かな小林さんにふさわしく静かで緑豊か、何よりセンスのよい場所でした。生前からこのお寺の一角が気に入って確保し、墓石の代わりに庭にあった骨董の灯籠が使われています。作品と同じくどこまでも粋で美意識が高い方です。
#小林秀雄 #東慶寺
10/05/2025
平塚美術館で開催中の中村正義(1924-1977)展を見て来ました。「異端」と呼ばれた画家です。日展画家として前途を嘱望されながら、脱退した正義は、以後旧態依然とした体制の日本画壇に反逆し、「日本画」の概念をくつがえすような表現を行い戦後の日本美術の流れの中でも特異な存在とみなされてきました。
正統の流れをくむ初期から抽象画のような晩年作品、その中間の実験的な作品まで一人の画家のなかに多彩な顔と技術があったことは脅威的でした。
彼と深く繋がった同時代の作家たち、片岡球子や岡本太郎などの作品も鑑賞でき贅沢な時間を過ごすことができました。5/18まで。
#平塚美術館 #中村正義 #片岡球子 #岡本太郎
05/05/2025
五島美術館に国宝・源氏物語絵巻を見に行きました。日本で所蔵しているのは名古屋の徳川美術館と五島美術館のみです。こちらは、顔料の分析により鮮やかなかたちで復元されたバージョンの夕霧です。原画ではありませんのでご注意を。
同美術館開館65周年を祝した展覧会だけあり、平安時代の法華経の巻物や鎌倉時代の紀貫之像、本阿弥光悦の色紙帖、桃山時代の古伊賀水指など絵画、墨跡、陶磁器の名品が一堂に会していました。
#五島美術館 #源氏物語絵巻 #国宝
04/05/2025
中国や日本の磁器への憧れから、ルイ15世と彼に寵愛を受けたポンパドール侯爵夫人によって開発され真に西洋磁器といえるスタイルを創り出した王立セーヴル磁器研究所。そこから生まれた1700年代から1900年代の陶器を観賞できる松濤美術館の「セーヴル フランス宮廷の磁器」展へ行ってきました。
セーヴルは上層階級へ向けた限定生産だったため、現存数が限られています。展示された1点1点の意匠、絵付けには作家の魂がこもり迫力が感じられます。ロココ文化を代表する画家ブーシェの天使の原画がもとになっていると言われるカップや皿はとても優雅でした。これは、ポンパドール侯爵夫人が芸術に理解があり、そこからアーティストが育っていったという背景があるからでしょう。
特筆すべきは、町田市立博物館が所蔵する河原勝洋コレクションの30点のカップ&ソーサーで、ブーシェの手による天使がモチーフとして使われた1754年の品から始まり、ルイ16世、マリー・アントワネット、ナポレオン、マリー=ルイーズの時代を経てアールヌーボーへと至る文化とデザインの変遷が一気に感じられるところが素晴らしかったです。
#松濤美術館 #セーヴル
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